レガート唱法を覚えてカラオケで歌が上手くなる方法
カラオケは好きですか?
カラオケで上手く歌える人は、実にうらやましいものです。
カラオケが上手くなると、飲み会なども、もっと楽しくなる事でしょう。
レガート唱法とは、声楽の技術の中で最も重要な技術の一つです。
レガート唱法の技術によって、歌が上手いか下手かを左右されると言われているほどの技術です。
今回は、レガート唱法を覚えてカラオケで歌が上手くなる方法について、紹介します。
レガート唱法とは
レガート唱法は、声楽の技術ですが、ポップスやミュージカル等で活躍されている実力派の歌手の方は、このレガート唱法の技術を身につけています。
レガートとはイタリア語で「滑らかに」という意味ですが、声楽やクラッシック全般で使われる音楽用語です。
音楽的には異なる音符を接続して、途切らせずに演奏することで、スタッカートとは逆になります。
レガートが綺麗な人は、声にビブラートがかかっていて伸びがあり、安定感があります。
機械には採点できませんが、ビブラートやしゃくりより重要なテクニックで、レガート唱法を学ぶ事は、直接、歌の上達に繋がります。
レガートの効果
レガート唱法を使う事の効果としては、まず声のテクニックを歌に使える事です。
普段発声練習で色々な練習・エクササイズを行っている方で、なかなか歌の中にその技巧を取り入れられない方は、レガートが損なわれているからだとも言われています。
レガートは、「声」を「歌」にする事ができる重要な技法ということです。
その他にも、より楽な音、より長いフレーズの歌唱を可能にでき、声のコントロールを向上させ、歌声を美しくする効果があります。
また、ブレスのサポートを発展させる事にも効果があります。
レガート唱法の練習方法
歌は母音の連なりであり、「美しく発声された母音の響きの上に、子音が軽く乗っている」という考え方がレガート唱法の在り方です。
音はブツブツ途切れるのでは無く、滑らかに母音と母音を繋いでいきます。
そしてその母音には心地良いビブラートがかかっていて、まるで声が遠くまで伸びていくように歌われます。
ビブラートに関する記事はこちらを参考にしてください。
まずは母音のみで真っ直ぐ歌えるように練習します。
声をしゃくったり、変に歌を表現する必要はなく素直に歌います。
自分の持っている音域の、真ん中の音より少し高めで楽に、しかも程よく緊張感のかかる高さの音で、5つの母音「ア」、「エ」、「イ」、「オ」、「ウ」を1秒すつ、一つずつ伸ばしてみます。
同じ高さの音で、「ア〜」、「エ〜」、「イ〜」、「オ〜」、「ウ〜」と出します。
今度は、「ア」~「エ」、「エ」~「イ」と移り変わる瞬間に、アクセントを付けずできる限り滑らかに変えていきます。
息の送り方も、口の形の変化も柔らかく、滑らかに、少し粘るように変えていきます。
次は「ア」から「ウ」までを、一つの息で一つのものととらえて歌います。
大ホールのステージで、一番後ろのお客様に美しい放物線を描いて声が飛んでいくイメージです。
最初は子音(言葉)を付けずに、母音だけで練習していきますが、子音があってこその言葉でありフレーズです。
母音が滑らかに歌えるようになったら、子音でつっかからずに滑らかに歌えるよう練習していきます。
まとめ
歌が上手くなるためには、レガート唱法を覚える事は必須と言えます。
発声が悪いとレガートも出来るようになりませんので、レガートを覚える前に、正しい発声の仕方を習得しておくことが大事です。
発声に関する記事はこちらを参考にしてください。
レガートは歌が上手い人には当たり前でも、一朝一夕で身につくようなテクニックではありません。
しっかり身に着くまで、諦めずに頑張る事が必要です。
大好きな歌を自信を持って歌えるように、少しずつトレーニングしていけば必ずできるようになります。
カラオケで、ますます楽しい時間を過ごせるようになって、人生を楽しみましょう。