ビブラートを上手くかけてカラオケで歌が上手くなる方法
カラオケは好きですか?
カラオケで上手く歌える人は、実にうらやましいものです。
カラオケが上手くなると、飲み会なども、もっと楽しくなる事でしょう。
フレーズの終わりにゆらゆらと、キレイにビブラートをかけられたらかっこいいですよね。
今回は、ビブラートを上手くかけてカラオケで歌が上手くなる方法について、紹介します。
ビブラートって何?
ビブラートとは、ある音を一定に保ちながら、一定の規則的な周期で音を揺らすことです。
例えば、「ド」の音でビブラートを掛ける場合、「ド」の音はキープしながら、声を細かく揺らしていきます。
実際には、「ド」の音から少し高い音に移動し、また「ド」に戻ることを高速で繰り返します。
演歌の場合のビブラートは、ゆったりとした周期のものが多いです。
最近は細かい周期で行うプロの方もいらっしゃいますが、基本的には1秒間に5回~6回程度が、理想的と言われています。
※音楽用語でいう「トレモロ」といは違います。
ビブラートが綺麗に聞こえる条件としては、以下になります。
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① 音の揺れが一定
② 音の揺れる間隔が一定
③ 音が途切れない
ビブラートの種類
ビブラートは大きく分けて、「音程を震わせるもの」と「音量を震わせるもの」との2種類があります。
音程を震わせるビブラートは、喉を使ったビブラートです。
もとの音よりも高い音で揺らす場合と、低い音で揺らす場合があり、「ドレドレドレ」や「ドシドシドシ」などをもっと細かくした感じです。
音量を震わせるビブラートは、横隔膜を使ったビブラートです。
トンネルの中などで話をすると、「ワンワンワン」と響きますが、あの響きをもっと細かくした感じです。
どちらのビブラートも相互作用がありますので、どちらかのビブラートを使ってももう一方も揺れていますので、メインでどちらが揺れているかの違いになります。
ビブラートのやり方
音程を震わせるビブラート 方法1
「アーーーーーー」となるべく長めに一定に発声します。
腹式呼吸と共鳴を意識して響かせます。
そして喉の開閉を行うことで音を揺らしていきます(この時もしっかり声は前に出しっぱなしです)。
喉に力が入ってしまうと失敗しやすくなりますので、リラックスして行うようにします。
音程を震わせるビブラート 方法2
「アーーーーーー」となるべく長めに一定に発声します。
お腹周りの筋肉は適度に力を入れて、上半身は完全に脱力した状態です。
そして、みぞおちの筋肉を揺らしますが、笑うとおなかが揺れるのと同じような感覚です。
揺らそうと頑張ると、上半身に力が入りやすいので、改めて上半身の脱力を意識します。
笑うように揺らすというと、音が途切れてしまいがちですが、あくまでも音は「アーーーーー」と伸ばしたままです。
伸ばしたまま揺らせるように練習します。
音程を震わせるビブラート 方法3
スマホのアプリなど鍵盤を用意します。
発声やすい高さの音で、半音隣の2つの音を使って行います。
ここでは例として「ド」と「ド#」を使います。
「ド~ド#~ド~ド#~ド~ド#~ド~ド#~」という音を「ア」で、最初はゆっくり発声して、だんだんスピードアップしていきます。
スピードアップしても音をしっかり捉えて発声できるようにコツを掴みます。
実際のビブラートは、半音も離れた音の周期ではありませんが、この練習は、あくまでも音の揺れの感覚を掴む程度と考えてください。
以上3つの方法をご紹介しましたが、ビブラートはセンスも問われるテクニックです。
上記以外の方法でも、自分が一番しっくりくるやり方で練習すれば良いのですが、喉の開閉運動、お腹の支え、声は一定に発声するという部分は、どのやり方でも共通する部分です。
音量を震わせるビブラート
音量を震わせるビブラートは腹式呼吸ができることが最低必要で、腹式呼吸と喉の脱力が横隔膜を使ったビブラートです。
腹式呼吸については、こちらの記事を参考にしてください。
喉の脱力は、喉に集中して喉に力を入れ、そのあと力を抜くと、喉の脱力した感覚がつかめるます。
ビブラートのやり方は、鼻から一気に息を吸い、口からゆっくり息を吐きながら、出しやすい高さの音で声を出します。
そのまま一定の息の量を保ち、そのあと喉に力を入れ、そして喉の力を抜くとビブラートがかかります。
横隔膜を使った音量を震わせるビブラートは難しいと言われていますが、できるようになると自然なビブラートを作りやすくなります。
まとめ
ビブラートを、完全に自分のものとして習得するまで時間がかかるものです。
個人差はありますが、1年くらいかかる方もいらっしゃいます。
しっかり掛けられるように、諦めずに頑張る事が必要です。
大好きな歌を自信を持って歌えるように、少しずつトレーニングしていけば必ずできるようになります。
カラオケで、ますます楽しい時間を過ごせるようになって、人生を楽しみましょう。