男の臭い ワキ臭を消して爽やかに過ごす方法
男性の体の臭いは、さまざまな箇所から発生していますが、発生する体の部位によって、臭いの種類は違い、年代によっても臭いの種類は変化していき、発生する体の部位もが変化していくそうです。
体から分泌される汗と皮脂、それと皮膚上の常在細菌が主な臭いのもとになるそうです。
体から発生する臭いには、大きく「汗臭(ワキ臭)」「ミドル脂臭」「加齢臭」の3種類あります。
3種類の臭いは、年代によって強さのピークが違い、臭いの原因や発生部位が異なります。
臭いの種類ごとに効果的な対策をとることが必要になります。
残念ながら、自分臭いが自分自身ではわかりづらく、気にする方も少ないようです。
今回は、男の臭い ワキ臭を消して爽やかに過ごす方法について紹介します。
ワキ臭の発生メカ二ズム
- エクリン汗腺(全身に分布)から汗が分泌されます。
- アポクリン汗腺(ワキや乳輪など体のごく一部に分布)から汗が分泌されます。
- 皮脂腺から皮脂が分泌され汗と混ざり合いますが、汗や皮脂にはニオイはありません。
- 皮膚にいる常在細菌が、汗や皮脂をエサとして代謝・分解し増殖し、この代謝・分解した後の排出物がニオイです。
ワキ臭の特徴
ワキ臭は、常在細菌が「皮脂」と「汗」を代謝・分解することで発生する、酸っぱい臭いが特徴です。
また、新陳代謝が活発な10代半ば~20代半ばに強く感じます。
日本人男性のワキ臭のタイプ
日本人男性のワキ臭のタイプは7タイプに分類できるそうですが、臭いは、主に「ミルクのような」「カレースパイスにような」「酸っぱいような」の3タイプになります。
この3タイプが占める割合は、全体の80%近くを占めているそうです。
男性のほとんどが他人に感じられるワキ臭を持っている
10~60歳代の日本人男性を調査した結果、すれ違うときに他人に感じられる程度の強さのワキ臭を持っている男性が約54%いらしたそうです。
エレベーターや満員電車など密接状態で、他人に感じられる程度の強さのワキ臭を持っている男性は約36%いらしたそうですので、日本人男性の約90%は、他人に感じられる程度のワキ臭を持っていることになります。
また、ワキ臭の強さは、10~20歳代が最も高く、30歳代以降は減少する傾向にあるようです。
一方で高齢者でも臭い強い方は存在しているので、同世代でも個人差が大きいようです。
ワキ臭の強い人も、自分のワキ臭に気づかない方も
自分のワキ臭が気になるか調査した結果では、ワキ臭の強い方ほど、自分の体臭を気にする傾向にあるようです。
一方で、エレベーターや満員電車など密接状態で、他人に感じられる程度の強さのワキ臭を持っている方以上のうち、自分のワキ臭が気にならないと回答した人は、約13%いらっしゃいました。
自分の強いワキ臭に気づいていない方も、少なからいらっしゃいます。
ワキ臭タイプ別にニオイ強度は異なる
カレースパイスのようなワキ臭を持つ方は、ワキ臭が強い
10〜20歳代の男性を調査した結果では、評価したところ、「カレースパイスにような」と、「酸っぱいような」ワキ臭の強度が強く、特に「カレースパイスにような」ワキ臭を持つ男性は、他のワキ臭に比べて、ワキ臭が強い結果となっています。
10~60歳代でみると、10~20歳代は「酸っぱいような」ワキ臭と、「カレースパイスにような」ワキ臭の割合が多く見られます。
30歳代以降はその割合が減少する傾向があり、それに伴い、「ミルクのような」ワキ臭の方が、増加する傾向が見られます。
肥満や汗っかきとワキ臭に相関性なし
肥満の方は汗っかきの方が多いため、太っている=汗かき=体臭が強そうというイメージを持たれることがあります。
肥満度(BMI値)とワキ臭の強さの相関関係を、解析された結果をみると、肥満の度合いとワキ臭の強度には相関が見られません。
汗のかきやすさや発汗量についても、臭いの強度との相関は見られていません。
この結果から、単純に汗をかくほどニオイが強いというわけではなく、汗中に含まれる成分や濃度や腋下での分解速度などが、臭いの強度に影響しているようです。
ワキ臭の対処法
最適なデオドラント剤の活用
ワキ臭の対処法としては、汗を抑え、殺菌することが大切です。
そのためにはデオドラント剤を活用するとよいようです。
またデオドラント剤は汗をかく前に使用するのが効果的です。
ワキ臭は、10代半ばから20代半ばに多く発生するのですが、40代以降も汗はかきますので、ケアは必要です。
朝は事前の予防(汗をかく前)
朝は、密着度が高く持続力に優れたスティックタイプかロールオンタイプのデオドラント剤を使うとよいようです。
昼は汗・皮脂・菌の対処(夜までの予防)
朝にデオドラント剤を使用しても、汗をかくとそれをエサに菌は増殖していきます。
昼には、汗、皮脂、菌を拭き取り、殺菌できるボディペーパーが良いようです。
夜は睡眠中のニオイ予防
夜は、入浴時に1日の汗や皮脂をしっかり洗い流します。
入浴後、睡眠中の汗が気になる場合には、ウォーターかスプレーで予防すると良いようです。
まとめ
ワキ臭の原因は、古くなった角質層と、エクリン汗、アポクリン汗、皮脂が皮膚上で混ざり合い、皮膚上の常在細菌が増殖し、代謝・分解することでワキ臭が発生します。
人によって、「ミルクのような」「カレースパイスにような」「酸っぱいような」の3タイプに大まかに分けられますが様々なニオイがあります。
また20代で最も強く、加齢とともに徐々に減少するのが特徴です。
ワキ臭は特にワキの下が臭います。
毎日体を洗って清潔に保つことはもちろんですが、日中のこまめなケアが大事です。
男性の臭いケアに特化したデオドラントボディウォッシュの使用することが効果があるようです。
外出先ではデオドラント効果のあるボディペーパーやデオドラントスプレーなどを上手に活用していく事です。
周りに不快を与えないよう、ケアに心がけて、爽やかな毎日を過ごしましょう。