ボイストレーニングでファルセットをマスターしてカラオケで歌が上手くなる方法
カラオケは好きですか?
カラオケで歌が上手く歌える人は、実にうらやましいものです。
カラオケが歌が上手く歌えると、飲み会なども、もっと楽しくなる事でしょう。
カラオケで「プロみたい」と言われるためには、ボイストレーニングが必要です。
今回は、ボイストレーニングでファルセットをマスターしてカラオケで歌が上手くなる方法について、紹介します。
チェストボイス(地声)を鍛える
チェストボイスとは、会話でも歌を歌う時でも、普段使っている声(地声)です。
悪い発音で出したチェストボイスと、良い発音で出したチェストボイスの声は、全く違います。
外国のほとんどのプロ歌手は、日本人と比べで声量も大きく声が良く通ります。
外人さん(特に英語圏)は、常に喉が開いた状態で会話していますので、自然に喉が脱力され、深みのある良い声で普段の会話をする事ができています。
日本語自体は発音が浅く、小声で話す人が多くいます。
そのため日本人の場合は、常に喉を絞めた喉声で話している人がほとんどです。
日本人は、喉が閉まった状態からになりますので、まずは正しいチェストボイスのトレーニングをします。
チェストボイスの練習方法
喉の締まった発音を直すには、喉を開く=「あくびをした時の喉の形」が理想的な喉の形で発声する事です。
この喉の形を意識しながら歌いますが、高音になるにつれ、どうしても喉の絞まった発声になってしまいます。
それは、喉仏を下げる筋力が足りないからと言われています。
この喉仏を下げることは重要で、チェストボイス、ファルセット(裏声)や、ヘッドボイスやミックスボイスも喉仏の位置はほぼ同じです。
喉仏が上がってしまうと、喉を絞めた発声になってしまいます。
チェストボイスを鍛えるということは、喉仏を下げる筋力を鍛えることになり、音域がとアップします。
喉仏を下げる筋力を、効果的に鍛える発音があります。
「マ」、「グ」、「モ」、「バッ」、「ボッ」、「ガッ」、「ゴッ」の発音です。
これを1音階の高さ(音階の「ソ」と「ラ」など)で交互に数回変化させ、半音づつ音階を上げていく(次の音階は「ソ#」と「ラ#」など)練習をします。
例えば「マ」と発声する時は、音階の「ソ」の高さで「マ」と発声し、「マ」の発声のまま音階を「ラ」の高さに上げます。
次は音階の「ラ」の高さから「ソ」の高さに下げ、また音階の「ラ」の高さに上げます。
これを数回繰り返し、「ソ#」と「ラ#」で音階を交互に上下に変化させます。
これを、あくびの時の声で行います。
この練習で、高音をだしても喉仏が上に上がりにくくなりますので、喉が絞まった発声になりにくくなります。
高音になるにつれ、声のボリュームが大きくならないよう、一定の音量で歌えるように練習します。
張り上げて発声してしまう方は、口を閉じて鼻をつまみ、その状態で「ンッ、ンッ、ンッ、ンッ、ンッ、ンッ」と発音してみてください。
息の出口を無くすと、必要最低限の息の量で発声するしかできないので、結果最適な息の量を見つけ事ができます。
ファルセット(裏声)を鍛える
ファルセットは、高い声を出そうとしてひっくり返った声です。
地声が強く、あまり使わない裏声は、弱々しく歌える状態ではないのが普通です。
プロ歌手の方は、ファルセットもチェストボイスと同じぐらいの音量で歌われますので、低音から高音まで綺麗な声がでています。
ファルセットができない方は、下のような原因の場合があります。
- 高音がのど声になっている
- 息漏れが多い
- 歌う時にリラックスしていない
- のどが乾燥しやすい
歌うときは、常に喉に力をいれずにリラックスした状態で歌うことが大切です。
喉仏が上がりすぎて喉の奥に入ってしまうのは、のどに力が入っている証拠です。
息漏れが多いのは、息のコントロールができてないない状態ですので、コントロールする練習で改善できます。
喫煙される方は喉が乾燥しやすいので、水分補給をこまめにとると良いです。
ファルセットの練習方法
ファルセットの練習方法は、チェストボイスと同じですが、フクロウが鳴く時の「ホー」のような発声をイメージします。
これを1音階の高さ(音階の「ソ」と「ラ」など)で交互に数回変化させ、半音づつ音階を上げていく(次の音階は「ソ#」と「ラ#」など)練習をします。
まとめ
チェストボイスだけでは、本来発声できるはずの音域の半分も使っていないのです。
ファルセットを出せるようにトレーニングすると、音域がかなり広がります。
もちろん音痴の改善にもつながります。
ボイストレーニングでファルセットをマスターして、カラオケでますます楽しい時間を過ごせるようになって、人生を楽しみましょう。